自社によるWebサイト保守管理のメリット・デメリット
CMSの中でも、Wordpressはネットに関する知識がほとんどなくても運用が可能である優れたシステムです。
当社も、Webサイト完成後にクライアント様によるWebサイト運用を実現するために、Wordpressを使用しWebサイトを作成しております。
そのため、Webサイト完成後は、自社による保守運用もおすすめしております。
とはいえ、自社運用にはリスクもありますので、以下の6つのリスクを参考に当社による保守管理と自社による保守管理を選択されるかご決定ください。

Webサイト自社による保守管理の6つのリスク
- セキュリティリスク
- システム更新の不具合
- 作業負担の増加
- データ消失リスク
- 法規制・SEO対策の遅れ
- トラブル対応の難しさ
自社メンテナンスの6つのリスク
セキュリティリスクとサイバー攻撃

Webサイトは常にハッキングやウイルス感染のリスクにさらされています。特にWordPressやプラグイン、PHPの更新を怠ると、脆弱性を突かれて不正アクセスやマルウェア感染の危険性が高まります。
悪意のある攻撃者により、サイトの改ざんや個人情報の漏えいが発生すると、企業の信頼低下や法的責任につながる可能性があります。さらに、Googleによる「危険なサイト」としての警告表示や検索結果の除外など、SEO面での悪影響も考えられます。
セキュリティ対策として、定期的な更新、ファイアウォールの導入、強力なパスワード設定などを徹底する必要があります。
システム更新と技術的トラブル対応

WordPress本体、プラグイン、テーマ、PHPのバージョンは定期的に更新が必要ですが、これによって予期せぬ不具合が発生することがあります。
特にプラグインの互換性問題により、レイアウト崩れや機能停止が起こる可能性があります。また、サーバーの障害や設定ミスによって、サイトが突然ダウンすることもあります。
これらのトラブルが発生した際、適切に対応できる知識がなければ、サイトの復旧が遅れ、業務や売上に悪影響を及ぼすことになります。
更新作業の前にはバックアップを取り、テスト環境での動作確認を行うことが重要です。
作業負担の増加とリソース不足

Webサイトの管理には、定期的な更新作業、エラーチェック、セキュリティ対策、バックアップ取得など、多くの業務が発生します。
これらの作業を自社で行う場合、担当者の負担が増加し、本業に集中できなくなる可能性があります。特に小規模な企業や個人事業主では、専任の担当者を確保するのが難しく、作業が後回しになることでサイトの安全性やパフォーマンスが低下するリスクがあります。
作業の効率化のために、更新スケジュールを決めたり、必要に応じて外部の専門家を活用したりすることが重要です。
データ消失とバックアップ不備

Webサイトのデータが失われる原因には、サーバー障害、ハッキング、誤操作などがあります。データ消失が発生した際、バックアップが適切に取られていないと、復旧が困難になります。
特に、データベースとファイルの両方を定期的にバックアップし、異なる場所に保存しておくことが重要です。しかし、手作業でのバックアップは手間がかかるため、忘れたり不完全な状態になったりすることがあります。
自動バックアップ機能を活用し、定期的なデータ復元テストを行うことで、万が一の際の復旧作業を円滑に進められます。
法規制・SEOルール変化への対応

Webサイトの運営には、個人情報保護法やCookie規制など、法的な要件を満たす必要があります。例えば、プライバシーポリシーの適切な表記や、ユーザーの同意を得る仕組みを整備しないと、罰則を受けるリスクがあります。
また、Googleの検索アルゴリズムは定期的に変更され、適切なSEO対策を講じなければ、検索順位が下がり集客が難しくなる可能性があります。
これらの最新情報を常に把握し、適切に対応できる体制を整えておくことが求められます。
トラブル対応の難しさ

Webサイト運営では、技術的な問題が発生することが多くあります。コードの修正、データベースの管理、サーバー設定の変更など、専門的な対応が求められる場合、知識がなければ解決が難しくなります。
特に、トラブルが発生した際に適切な対応ができないと、サイトが長期間停止するリスクがあります。
自社内で対応が難しい場合は、あらかじめ外部の専門家と契約し、必要なときに迅速なサポートを受けられる環境を整えておくことが重要です。
以上が自社によるWebサイト管理による6つのリスクです。基本的には、すべてのトラブルにご自身もしくは自社スタッフによる対応となります。
逆に言えば、こうしたリスクにしっかりと対処できるのであれば、当社の保守管理やメンテナンスは不要ということになります。
当社では、6つのリスクを含めて、月額5,000円にてWebサイト保守管理を行ない、上記6つのリスクへの対応をしっかり行います。